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  1. トイレのしつけについて
2. トイレ以外で排泄をする
3. 叱り方・ほめ方
4. 噛み癖について
5. 最低限揃えたい物
6. 爪とぎ用具以外で爪を磨ぐ
7. 威嚇する・飛びつく・噛みつく
8. ケージ飼いについて
9. 多頭飼育について
10.子猫は何ヶ月頃から飼うのが理想
11.ケージはの大きさは
12.猫の家出
13.逃げた猫を捕らえるには
14.引越しの際に気をつける事
15.部屋の模様替えの際の注意
 
 




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1. トイレのしつけについて

トイレは尿のにおいを含んだティッシュや砂などを少しいっしょに入れて部屋の隅に置いてあげます。部屋をうろうろしたり、隅の方でにおいを嗅いだり何かを引っかくそぶりをし出したらトイレの合図ですので忍耐強くトイレに連れて行きます。  
うまく出来たらほめて上げるのを忘れず、そそうをしたらきちんと叱りにおいが残るとまたそこでしてしまいますので、その後ををふきとって消臭剤でにおいが残らないように気をつけましょう。
くれぐれも粗相をした場所に鼻をこすりつけて頭を叩かないように、猫には叱られている理由がわからず、おびえて恐怖心が残るだけです。

2. トイレ以外で排泄をする

去勢していない雄猫ならスプレー行為が考えられます。排泄した場所をトイレだと認識している場合は、トイレが汚れているとか、設置場所が気に入らない、ストレスや欲求不満を訴えている可能性もあります。

猫はキレイ好きですので、トイレが汚れていたり、食事をする場所の近くでは用を足さない事がよくあります。排泄した場所は匂いをしっかり取り除き、フェリウェイを吹き付けたり、アルミホイルやレジャーシートなどカサカサした物を敷くのもひとつの手です。

また猫は自分が食事をする場所では排泄しないので、排泄した場所がいつも同じであればそこを食事の場所にするのも効果があるでしょう。
洗濯物の山、布団類、雑誌類にも排泄し易いので、猫が近づかないよう工夫をしましょう。多頭飼育の場合は1匹に1つのトイレが必要で、隣接させて置くのを嫌がれば離して置いて下さい。

3. 叱り方・ほめ方

子猫のうちはかわいいからといって甘やかしてしまいますが、大人になってから急にしつけようとしても無理です。最初にちゃんとしつけてルールを守らせ楽しく猫ちゃんと暮らしましょう。

叱るのに一番大事なことはその場で叱ること、その時によって同じ行為を叱ったり叱らなかったりしないことです。何がしてはいけないことかを猫にはっきり伝えてあげましょう。

むやみに叩いたりヒステリックに叫ぶと卑屈になったり飼い主を愛するより怖がるようになってしまうので、顔の近くでパンと手を叩くか少し大声で「ダメ」というので十分、怒鳴られると猫はおびえるだけです。
特に粗相をした時ですと排泄そのものを叱られたと思い、隠れた場所で排泄をするようになってしまいます。叱ったあとも猫が混乱するので、かわいそうに思ってなでたりしないように。

ほめる事も叱る時と同じくらい大事ですので、ちゃんとできれば大げさなくらいほめてあげてください。そうすればしつけの効果もぐんと上がるでしょう。猫はある程度人間の言葉を理解して反応します。

4. 噛み癖について

噛む原因としては、乳歯から永久歯への歯の生え変わり時期で歯が痒い場合、ジャレて遊んでいる場合、また飼い主から日常叩いたり怒鳴ったりされている場合は身を守る為もありますし、ストレスや欲求不満もあります。子猫は通常母猫、兄弟猫や同居している猫とじゃれ合う事で「噛まれたら痛い」と学習して甘噛みを覚えます。ですが、人間だけに育てられた猫の場合は、人間が教えてあげる必要があります。

方法として一番効果的なのは噛まれたら噛み返す事です。子猫であればお尻をツネる方法も有効です。

噛まれた時はできるだけ猫がビックリするほどの甲高い大きな声で『痛い!!』と叫んで下さい。既に1歳を超えた成猫の場合は時間がかかるかもしれませんので、根気欲教えてあげて下さい。

5. 最低限揃えたい物

エサのほかに最低限揃えなければいけないものは、

■トイレ⇒ある程度の大きさで水漏れしない箱、市販のトイレを使うのが便利。中に入れる砂は石タイプで洗って何度でも使えるものや、汚せば固まる砂など専用のものがおすすめ。
紙タイプのものは水洗トイレに流せますが汚れが足につくこともありまたペーパーシートのものは移動用に便利ですが、終わった後に砂をかける習性を持つ猫には欲求不満やストレスの原因になるかも。

■爪磨ぎ⇒爪とぎは猫にとって生活には欠かせないものです。ダンボールを使ったものや布製のもの等が売られていますので一定の場所に置いてあげます。

■食器⇒ある程度重みがあって、猫が前肢を引っ掛けた時にひっくり返らないよう、底が深くなくて安定したものが基本です。常に清潔にしておくために洗いやすいものを、食事用に2枚、飲み水用に1枚は用意しておきます。留守がちの人は市販されている自動給餌器や自動給水器を利用するといいでしょう。

■抜け毛対策のための毛すき用のくしかブラシ。爪切りは人間の爪切りですと爪が割れてしまいますので専用の物を。
また、様子を見ながら猫が喜びそうなおもちゃやまたたびなども用意してあげると良いと思います。  

6. 爪とぎ用具以外で爪を磨ぐ

猫が爪とぎ以外のところでとぐのは、その爪とぎよりも心地良いか、その場所を爪とぎの場所として認識しているからです。
まず、他でとごうしたら、絶対に怒らずそのまま抱えて爪とぎ場所に連れて行って、爪を出してとぐような感じで擦り付けて教えてあげて下さい。  

今まで磨いでいた所には、猫の嫌がる匂いを付けたり、アクリル板やビニールシートなどを貼ってとげない様にして下さい。
爪とぎはダンボール、麻、木、カーペット生地など色々ありますので、猫の気に入る素材を探すなどしていろいろ試してみて下さい。

7. 威嚇する・飛びつく・噛みつく

過度のストレスや飼い主から叩く、叱る、怒鳴るなどされることにより、このような状態になる場合があります。猫の社会は犬のようにリーダーに従う習性を持つ縦社会ではありません。目をじっと見たり叱ったりしての躾け方は犬のようなリーダーに従う習性を持った動物に対してのみ有効な方法(叩くのは省きます)で、猫にこのような事をしたら怯えて攻撃的になるのは当然ですし、猫に不信感を抱かせるだけです。

目を見て注意するのは、犬の場合は目を見る行為は強さの象徴ですから、じっと見られる事で『この人のほうが自分より上なんだ』と認識し、『リーダーが怒っているのでコレはやっちゃダメなんだ』と感じますが、猫にとっては『威嚇して自分を虐める敵』という認識しかないので、猫が嫌がる事をしないでストレスや攻撃性を軽減してあげて下さい。

8. ケージ飼いについて

攻撃性が高い場合、安眠妨害、留守中のイタズラ防止のためにはケージ飼いが効果的です。
猫はテリトリ(縄張り)内で生活する習慣なので、テリトリ以外の場所へ行く事にとても不安がります。いきなりケージに閉じ込めてしまうと恐怖の余りパニックを起しますので絶対に止めてください。

まずはトイレ、水などを入れ、ケージの扉をいつも開けっ放しにしておいて、自然とそのケージに入って行くようになり、猫がすっかりそのケージに慣れてくつろぐようになったらそっと扉を閉めるようにして下さい。閉めた途端になき出したら直ぐに扉を開けてること。

「ここは嫌な場所。怖い場所」と認識されてしまったら、ケージ飼いはできなくなります。当然ですが一日中閉じ込めっぱなしにはしないで下さい。

9. 多頭飼育について

猫は犬や人間のような群れを作り集団で生活する団体動物ではなく、本来単独で行動・生活する上とてもデリケートな動物ですので、1匹飼いが理想です。
多頭飼育する場合は大きなストレスを与えてしまいますので、日頃からストレス軽減に気を配ってあげる必要があります。新入りがくると縄張りをあらされる上、新しくきた猫を可愛がりがちになるので嫉妬したり攻撃的になったりと、ストレスの要因になったりして、反抗的な態度や家出したりすることもあります。

対策としては、とにかく何をするにも先輩猫を優先するようにし、自分の方が大切にされていると納得させお互いの間に秩序を作ってやることです。
また、猫同士の相性もあり、特に注意しなければいけないのはオス猫を2匹以上飼うときです。ある日突然に命がけの喧嘩をする事もあるので、去勢するかおなじ部屋で飼うことは避けた方が賢明でしょう。成猫と子猫の場合は、子猫が噛み殺させれてしまう事もあります。

新しい猫や動物を迎える時は、必ず最低1週間はお試し飼育期間を持って相性を見るようにしましょう。
初めに威嚇や攻撃性が見られたとしても、1週間程度で一緒に寝たり毛繕いをし合うような行為が見られれば相性は良いと判断出来るでしょう。

10. 子猫は何ヶ月頃から飼うのが理想

初めて猫を買う場合は子猫からがよいでしょう。環境に慣れるのも早くて好奇心や学習意欲が旺盛で躾がしやすく、偏食もほとんどなく育てられるので、生後2〜3ヶ月ぐらいが理想的です。

生後1ヶ月頃からじゃれ始め、母猫や兄弟との遊びを通じてあま咬みの程度や上下関係などの社会性を学びます。
早く引き離すと社会性を学ぶ機会を失います。こういった社会化の時期は3ヶ月頃まで続き、この時期に猫の性格が決まります。

生後2ヶ月過ぎから飼い始めるのが良いというのは、離乳も終わり心身の基本的発育が終わって、健康上の問題が少なくなるからです。

3ヶ月を過ぎると母猫やそれまでの飼い主への社会化が進みすぎて、新しい飼い主や家に慣れにくく、またトイレなどのしつけが難しくなります。

11. ケージはの大きさは

来客が多い等なんらかの理由で猫をケージに入れて飼育をする場合、ある程度の大きさがあるものが良く、1匹あたり80cm×60cmもしくは、70cm×70cm以上の床面積が理想的です。また猫は上下運動が好きなので、出来るだけ高さがあって、中に運動用に段差をつけた板や爪とぎ、トイレ、餌と水を入れる食器も入れてあげるとよいでしょう。
ケージに入れる場合でも、日に数時間は、外に出して遊ばせてあげたり日光浴をさせるようにして下さい。日光浴をさせる際には、日陰の場所を作り、暑くなったら逃げられるようにしておいて下さい。

12. 猫の家出

猫の家出の最も多い原因として挙げられるのは、発情期におけるものです。
発情期に、異性のネコを求めて遠出をし、数日間家に帰らないことがよくがあります。

発情期が終わっても、家に帰って来ないような場合には、家に帰りたくても帰られなくなってしまった状況下にある事が考えられます。
例えば、他の猫のテリトリーに入りこみ家からどんどん離れてしまって迷子になった、他所の家に住み着いてしまった、野良猫になってしまった、交通事故にあった等があります。

次に多い原因は、環境の変化です。
猫に限らず動物は住みかを荒らされると、新しい住みかにうつる習性を持っているので、部屋の模様替えや改築工事をしたり、引越しなどをした場合、家出をしてしまう事があります。

また、家族構成が代わったり、新しい猫が来た場合も、自分のテリトリーを奪われたと思って、家出をする場合があります。

13. 逃げた猫を捕らえるには

猫の居場所がわかっている場合は、人の少ない時間帯に、いつも与えている餌を持って行き、誘い出すようにします。 おそらく、何も食べていない状態だと思われるので、根気よく名前を呼んで待ってあげて下さい。 見つけて、すぐに捕まえようとすると、また逃げてしまう可能性が高いので、猫の方から近づいてくるのを待ってあげるようにして下さい。

猫の居場所がわからない場合は、スーパーや動物病院など掲示可能な場所に張り紙をして探すようにしましょう。電柱に張り紙をする場合は電力会社の許可を得て下さい。

また、保健所等に収容されている事もありますので、問い合わせてみて下さい。
猫は、通常でも行動半径が500〜800mといわれていますが、逃げた場合は、これよりも遠くに行っているかも知れないので、念のため近隣の行政区の保健所にも届けておいたほうが良いでしょう。

14. 引越しの際に気をつける事

犬は飼い主に、猫は家につくといわれますが、一般に縄張りを持つオス猫のほうが新しい家には馴染みにくいようです。猫は自分のテリトリーである家を中心に行動するので、家族が引越しても、テリトリーの中心である家から離れようとしません。これは、特に外で自由に放し飼いをされていた猫に、多く見うけられます。

室内飼いの猫はテリトリーの一部である家具やネコの用具をそのまま持っていけば、初めは戸惑うかもしれませんが、慣れていくようになるでしょう。
しかし、引越しの際は、どうしても家の中がゴタゴタするので、猫がパニックになって逃げ出してしまわないように、朝からキャリングバッグやケージの中に入れて置くようにして下さい。

転居先に移っても新しい家に馴染んでいない猫は家出してしまう恐れがあるので、2、3日は外に出ないよう、ドアや窓を開けっ放しにしないように気をつけましょう。そして好きなように新しい家の中を探検させてやると同時に、普段以上に愛情をもって接してあげてください。

15. 部屋の模様替えの際の注意

猫は環境の変化にとても敏感で、部屋の模様替えなどは嫌がります。部屋を大幅に変えると粗相をしたり家出をする場合があるので、出来るだけ少しずつ変えていく工夫をして下さい。

猫のトイレやベッドの場所はあまり変わらないように気をつけ、新しい家具などを置く場合は納得がいくまでにおいを嗅がせて、慣れさせるようにしてあげてください。

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